ISUP Grades 1 – 5
GS 3 + 4 = 7と4 + 3 = 7との間には臨床的意義がある一方で、いくつかのGleasonスコアには似た予後を示すことは良く知られている。
ISUP2014コンセンサス会議では、以下のグループ分類が臨床医と患者にとっては有用であると示された。
ISUP grade 1 GS≤6
ISUP grade 2 GS 3+4=7
ISUP grade 3 GS 4+3=7
ISUP grade 4 GS 8
ISUP grade 5 GS 9-10
このグレーディングはグリーソン分類に新たな情報を付加するものでなく、より簡潔に患者にアドバイスが出来る方法と見なすことができる。
Gleason gradeは、並行して使用すべきであり、すなわち、Acinar adenocarcinoma of the prostate Gleason score 3+3=6 (ISUP grade 1)と表記する。
このISUP 2014グレーディングの命名法は、論争の問題となっている。
第4版のWHO分類では、特定の命名法を支持するものではなく、病理学者が好む方の用語を選択できるように決定された。
文章ではグレードグループという記述的な表現を使用した。
臨床現場でこれを使って混乱を招いている現場もある。
略語のGGは、以前はGleason grade(GG)として使用されていた。
ISUPグレーディングは、グリーソン分類(パターン1〜5)をグループ化するのではなく、グリーソンスコア(スコア2〜10)をグループ化するものである。 現在使用されている他の用語は次のとおり:ISUP grade groups, ISUP grade grouping, prognostic grade groups and ISUP/WHO grade.