前立腺癌の診断基準は以下の如くである：

 

1. 構造異型

これは最も重要な一つであり、しばしばこれのみでがんの診断が十分可能となる

2. 細胞異型

通常は、核異型（核の腫大を含む）がみられ、特に癌病巣が小さいために診断で困難な場合に有用である。時に異型性が非常に軽度の場合には強拡大での確認を必要とする.

ほとんどの場合、上記1+2の基準を使用することにより診断可能となる。

3. 免疫組織化学

上記の1+2で十分でない場合に使用する。免疫染色結果を過信しないこと。

形態所見がより重要である。

 

→覚えておくこと：がんと診断するには、がんのように見える必要がある。

4. 特異的な特徴

見られる比較的ことはまれである。とくに上記 1+2によって明らかな癌と診断される場合ような典型的に見られる